2023/01/05
近年、環境問題が深刻化するに従い、太陽光発電や風力発電に並ぶ新エネルギーとして小水力発電は注目を集めております。
太陽光や風力よりもエネルギー品質が高いとも評価されている小水力発電の特徴について3点、今回はまとめました。
水力発電と聞くと、ダムなどを利用した大規模な発電がイメージされることが多いと思います。
小水力発電では河川や農業用水、小下水道などの箇所にタービンを設置して発電します。その名の通り小規模ながらも水の流れがあるとことならさまざまな場所で発電が可能です。CO2の排出量が少ない
小水力発電はそ開発から運用、廃棄までのライフサイクル全体を考慮した際のCO2排出量が最も少ないエネルギーであると言われております。また、昼夜、年間を通して安定した電力が得られる点において、太陽光発電や風力発電より発電効率が優れたエネルギー源といえます。
年間降水量が多い日本では、豊富な水資源があることが期待されております。経産省の調査によれば、日本が技術的・経済的に利用可能な水力エネルギー量の未開発地点は2,713地点、未開発出力の合計は約1,212万キロワットといわれております。この地点の中で小規模水力発電の適地は90%を占めており、合計出力は約675万キロワットと試算されており、これは原子力発電所の発電量に相当する出力です。
小水力発電は日本の電力問題を考えるにあたり多くの可能性を秘めております。近年は全国各地で小水力発電の導入が進められるようになってきており、太陽光、風力に並び身近なクリーンエネルギーとなってきています。
環境問題が深刻になる今、投資という観点からも小水力発電の可能性考えてみてもいいかもしれません。
2023/01/04
系統用蓄電池が今後の再エネの事業で大きく期待されております。系統用蓄電池とは、電力ネットワークや太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギー発電所などに直接接続する蓄電池のことを指します。系統用蓄電池は脱炭素社会が実現するのではないかと期待されてきており、市場規模もどんどん拡大されてきております。
そんな系統用蓄電池の今後課題はどのようなことがあるのでしょうか。
系統用蓄電池は価格が高止まりしてコストが削減されないという点が問題視されております。というのも開発費や製造設備費が特に高いのでなかなか新規導入に踏み切れないメーカーが多いです。導入敷居も高い状態ですので、価格競争も起きず技術の向上もあまり期待できません。ですので、このコスト高の状況を打破する対策が必要になると言えるでしょう。
系統用蓄電池の課題としてメリットがあまり正しく認知されていないということが挙げられます。蓄電システムの活用方法について熟知した販売手法もすくなく、単純な機器販売に止まっているこもが原因の1つと言われております。認知度向上のためには蓄電システムの特徴を活かした市場を設計し、取引ができるようにしていく必要がありそうです。
以上が簡単ではございますが、系統用蓄電池市場の今後の課題についてご紹介いたしました。どれもやはり難しい問題ではございますが、脱炭素社会に向けた取り組みの1つとも言えますので、注目するべき事業の1つと言えるでしょう。
2023/01/03
系統用蓄電池についてご存知でしょうか?系統用蓄電池とは、電力ネットワークや太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギー発電所などに直接接続をする蓄電池のことを指します。電力が安定して供給されるということを運用の目的としており、蓄電池システムの需要と供給のバランスを調整する役割がございます。電力ネットワークの安定化を目的とする系統用蓄電池は新たな事業として市場が拡大しております。
2022年の5月に改正された電気事業法では、電力を安定して供給し、調整する役割を持つ系統蓄電池を事業として位置付けることを決定いたしました。系統用蓄電池は脱炭素電源との併用によって電力が安定供給できるということが期待されております。
海外では続々と系統用蓄電池の導入が進んでおり、ドイツでは太陽光発電・蓄電池システムのコストが低くなってきており、導入が加速しております。ドイツでは日本の価格の半値以下で購入ができるということもあり導入が進んているということもあるようです。
日本でも太陽光発電や蓄電池の導入が増えることにより、脱炭素社会が実現すると考えられております。2035年には定置用蓄電池の市場規模が大きくなってきていることもあり、系統用蓄電池も市場規模が大きくなる見込みです。
このように系統用蓄電池事業は拡大されてきておりますので、注目するべき事業の1つと言えます。
2023/01/26
自家消費型太陽光発電は基本的に蓄電池も併せて設置するケースが多いかと思います。そんな蓄電池を比較するときは、サイズや重量、費用、容量などを確認しておく必要がございます。そこで今回は蓄電池を選ぶ際の比較ポイントについてご紹介いたします。
初めに蓄電池を選ぶときは、発電量や消費電力量のバランスを考慮した上で判断することが、蓄電効率という点では重要になってくるかと思います。太陽光パネルの出力に対して、蓄電容量の少ない蓄電池を設置した場合、発電した電気を一部失ってしまいます。対して、大容量の蓄電池を設置した場合は、大きな費用負担に対して必要以上の性能になってしまうという非効率な状況に陥ってしまいます。ですので、このバランスを考えて蓄電池を選ぶことをお勧めします。
蓄電池の容量を比較する際は、蓄電池全体の容量を指す定格容量ではなく、実行容量(実際に利用可能な電力)を確認しておくことをお勧めいたします。少しでも蓄電容量を増やしたい、可能な限り蓄電池の電気を利用したい方は、実行容量から選んでみましょう。
災害対策という点を重要視されている場合は、蓄電池の全量負荷と特定負荷にも注目してみましょう。この違いとしては、全部屋に電力を供給したい場合は「全量負荷」、停電時に消費電力を抑えながら在宅避難したい場合は特定負荷の蓄電池が適していると言われております。もし、非常用で蓄電池を活用されたい場合はこの点にも注目して選んでみましょう。
2023/01/01
自家消費型太陽光発電は、一般的には蓄電池を併用しながら発電された電気を使用することになります。ですが、蓄電池は大きいということや、予算の問題で設置が難しいというケースもございます。
そこで今回は自家消費型は蓄電池なしでも活用することはできるのかについて見ていこうと思います。
初めに自家消費型太陽光発電単体で運用する場合は、発電と消費のタイミングを合わせるのが重要になってきます。自家消費型太陽光発電では電気を蓄えることができないので、発電した電気は勿体無いですが、そのまま使われないままです。特に消費電力の少ない時間帯では発電した電気を活用されないままになってしまいます。
こちらに関しては、住宅によった情報になりますが、オール電化を検討することで、蓄電池なしでも活用ができるようになるかと思います。具体的に、オール電化とは空調や給湯などを電気で稼働させる状況の建物ですので、必然的に電力消費量が増えます。特に空調や給湯は時間帯問わず利用する可能性がございますので、自家消費型太陽光発電で発電した電気を消費に回すことが可能です。
以上が簡単ではございますが、蓄電池なしでも活用ができる自家消費型太陽光発電の例でした。
やはり、自家消費型で蓄電池を併用しないケースは稀なケースであると言えるかもしれません。
ですので、自家消費型は蓄電池を併用する方がメリットが多いかと思いますので、おすすめになっております。
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