2023/04/18
蓄電池と聞くと、会社や家庭の敷地内に設置するタイプを思い浮かべる方も多いのではないのでしょうか?蓄電池は用途や接続場所によって名称が異なります。敷地内に設置するタイプは需要地併設型蓄電池といわれるものだ。この蓄電池は、日中に自社または自宅で発電した電気を蓄え、夕方や夜間などに使用する目的で設置されます。
また、太陽光発電所に併設する蓄電池を、発電所併設型蓄電池という。これは系統用蓄電池と似ているが、この場合、蓄電池は電力系統ではなく発電所に接続する。発電したが送電線に流せない電気を、この蓄電池に貯めていきます。
太陽光発電の導入量を増やすには、いずれの蓄電池も非常に重要な存在である。その中でも特に系統用蓄電池は、これからもっと重要になってくるでしょう。
これまでの蓄電方法は揚水発電が主流でした。
電気はそれ単体では貯められないと先述した。それでは、これまでは余った電気をすべて捨てていたのかというとそうではないです。今の日本では、電気を蓄えるために揚水式水力発電(以下:揚水発電)が行われている。
揚水発電はその名の通り、水力発電の一種である。貯水池を上下につくり、水を上から下に落としてポンプ水車を回転させ、発電する仕組みだ。使用された水は下側の貯水池に貯められる。そしてポンプ水車を逆回転させて水を下から上に運び、必要になればまた落として発電する。
この逆回転は、太陽光発電の導入量が多い昼間や、電気の使用量が少ない夜間など、電気代が安いときに行われるケースがほとんどです。電気を一旦水の位置エネルギーに変換し、必要になればそれを電気に変える。揚水発電は蓄電池のような役割を担っています。
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