自家消費型太陽光発電の種類について

2022/12/01

脱炭素社会に向けて社会全体が動いている中で、自家消費型太陽光発電の導入が進んでおります。現在でも、多くの企業でこの自家消費型太陽光発電の導入を検討されている方も多いです。そこで今回は自家消費型太陽光発電の種類についてご紹介いたします。

自家消費型太陽光発電は主に「設備容量」と「自家消費率」で種類分けをすることで分かりやすくなるかと思います。

設備容量

設備容量は、太陽光発電設備における出力容量のことを言います。この設備容量はパワコンの出力容量で決まってきます。そんな設備容量の観点で見ていくと「低圧連系」と「高圧連系」に分けることが可能です。

低圧連系とは、設備容量が50kW未満の太陽光発電設備のことを言います。

対して、高圧連系は設備容量が50kW以上の太陽光発電設備を指します。こちらは電気事業法上「自家用電気工作物」と種別されますので、キュービクルの設置や電気主任技術者を選任した上で、保安規定の届出が必要になります。

自家消費率

自家消費率は発電した電力のうち何%が自家消費に充てられたかという数値になります。自家消費は全ての電力を自家消費しなければならないというイメージもあるかもしれませんが、一部の発電設備では余った電力を電力会社に売電をすることが可能です。ですので、発電した電力を全て自家消費する「完全自家消費型」か上記でも触れた余った電力を売電する「余剰売電型」に分けることができます。

尚、余剰売電型には以下のような条件が必要になります。

  • 10kW以上50kW未満の低圧連系であること
  • 自家消費率が30%を下回らないこと
  • 自立運転機能付きのパワコンを設置すること

以上が自家消費型太陽光型の種類についてご紹介しました。ご検討の方は基礎知識としてぜひ参考にされてください。

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