2022/11/01
業務用蓄電池は太陽光発電などの自然エネルギーと併用して連携をしていくことで、省エネ効果が高い効果を得ることが期待できるかと思います。業務用蓄電池は平常時、日中に使用量が発電量を上回る場合は、蓄電池と太陽光発電の両方から放電することでピークカットを行い、蓄電池残量が設定値を切ると蓄電池からの放電を停止することになります。夜間は太陽光の発電がないので蓄電池から電力を供給することになるので、蓄電池を併用することで高い省エネ効果を期待することが可能です。
そんな業務用蓄電池として用いられる電池の種類は主に3種類ございます。
スマホやパソコンでもお馴染みですが、このリチウムイオン電池は最も普及している電池と言われております。材料としてはCo,Mn,Niなどを含むリチウム含有金属酸化物とグラファイトなどの炭素材、有機溶剤及びリチウム塩から構成されております。エネルギー密度が高く小型化ができることた、寿命が10年程度と比較的長時間の耐用年数を有しております。ただ、金属酸化物やリチウム塩などを使用する材料が高いので価格が高いことがございます。
充電して繰り返し使える二次電池としてお馴染みの電池です。材料は鉛、酸化鉛、希硫酸から構成されております。歴史も深いので、信頼性があることと安価であるメリットの反面、エネルギー密度が小さいので高重量化してしまうという面がございます。
人工衛星などの宇宙開発用途で開発された電池になります。現在はハイブリットカーなどの車載用途で使われております。材料としては、水酸化ニッケル、水素を含んだ水素吸蔵合金、濃アルカリ水溶液から構成されております。使用可能な温度範囲が広いメリットはございますが、寿命は5~7年と比較的寿命が短いことがデメリットになります。
以上、一部ではございますが蓄電池の種類についてご紹介しました。それぞれ違う特徴を持っておりますので設置予定地の状況などを確認した上で検討するのがベストと言えるかと思います。
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